こんにちは。ナカビズです。
本日は40代になったら転職を年収で選んではいけない3つの理由と題して解説していきます。
現在40代の皆さんにはいろいろな肩書がありますよね。
「ジェネレーションX」と呼ばれ、1960年代初頭または半ばから1980年代までの生まれの人たちを指します。
このど真ん中に40代の皆さんは含まれます。この世代は冷戦期やバブル崩壊後の経済不況を経験しました。
そのせいで政治や社会に対して冷めている傾向があると世代と言われていますね。
加えて、親や先輩が働いている姿を見ているので比較的仕事よりも家族や趣味の時間を大切にする方も多いと言われてますね。
その中でも現在30代後半から40代前半の人たちは「ロストジェネレーション」と呼ばれています。
バブル崩壊後の就職氷河期を経験し、新卒時に正社員になれず、派遣やアルバイトで何とか現在まで生きてきた方も多い世代です。
そんななか40代を迎え、家族を持ち、家を持ち、仕事でも責任を持たされている皆さんは、さらなるステップアップを求めて転職を考える方も多いでしょう。
約20年間の経験を活かしつつ、残りの定年までの仕事人生を、どうしても考えてしまいますよね。
「転職は35歳まで」と、多くのネット上の情報では言われていますが、40代でもまだまだ転職市場はあります。
とはいってもどうしても転職に勇み足を踏んでしまいます。
それは、すこし賭けのような部分があるからではないでしょうか。
そこで今回は、「40代の転職は年収で選んではいけない3つの理由」をご紹介します。
合わせて、「40代の転職を成功させる秘訣」もご紹介するので、最後までチェックしてみてくださいね。
40代の転職は年収で選んではいけない3つの理由
なぜ40代の転職は年収で選んではいけないのか、それには3つの理由があります。
高すぎる期待に苦しむ
そもそも40代の転職で、年収アップできる可能性は50/50だということを前提に考えましょう。
年収は自分の「市場価値」と、勘違いする人が多いのですが、規模の小さい企業に転職すれば、同じ仕事であれば年収は下がります。
年収とは会社におけるあなたの能力の価値の反映であって、ほかの会社ではまた別の価値基準があります。
同じ業界で同じ仕事で転職し、年収アップを狙うなら、今以上の能力を発揮しないといけません。
会社側も高い給料を払うということは、その人の能力への期待からです。
その期待に応えるために、厳しい状況に陥っても、耐えて結果が出せる自信があるならば、年収アップの転職を狙いましょう。
高すぎる期待に応えられず「やれます!」「やります!」と言いつつ苦しんで、数年で辞めてしまう例が多々ありますので、ご注意ください。
参考URL:https://diamond.jp/articles/-/74402
人間関係で悩む
仕事するのは人間同士。
転職後、人間関係で苦労したという人が80%という、アンケート結果もあります。
アドラー心理学でも「すべての悩みは対人関係である」と言われています。
さらに40代というのは、かわいがってもらえる20代の人間とは違い、それなりの能力と結果を求められます。
せっかく年収がアップしたのに、職場の雰囲気が悪ければ、仕事がやりにくくてたまりませんよね。
もしかしたら、それだけの年収を提示しなければ、人が集まらない企業だったのかもしれません。
これは事前の下調べがしっかりしていれば、避けられた失敗です。
会社の社風や、職場の雰囲気、勤続年数の平均値や離職率、面接の時にお茶を出してくれた方の態度、将来の同僚や上司となりえる面接官の言葉使いや態度など、できる限りアンテナを張り巡らせましょう。
最後は40年間生きてきた間に培った「勘」で、転職先を選びましょう。
参考URL:https://dot.asahi.com/aera/2017051700075.html?page=1
仕事以外のプライベートを考えていない
年収という数字だけで判断して、毎日残業続きでプライベートの時間が無くなってしまったり、通勤に2時間もかかってしまったら、元も子もありません。
40代は体力と気力で何でもこなせる年代ではないことを自覚しましょう。
家族がいるなら尚更、転職によって家族崩壊の危険性が出てきます。
独身であれば、転職で失敗しても自分が困るだけです。
家族がいるなら、安易な考えで転職を考えず、きちんと家族と相談しましょう。
内閣府が発表した「働き方改革」の実現に向けて、「ワークライフバランス」という言葉が、注目を集めました。
企業も少しづつですが、「在宅勤務」や「フレックスタイム制」などを導入し始めています。
プライベートの時間を家族と過ごしたり、趣味に費やしたり、キャリアアップのために社会人学校に通ったり、時間を有意義に使えるでしょう。
40代になってから転職を成功させる秘訣
40代になったら転職は年収で選んではいけないことをまとめてきましたが、それでは40代から転職を成功させるにはどうしたらよいのでしょうか。
ここからは、転職を成功させる秘訣をご紹介します。
企業が40代の転職者に求めることを理解する
40代の転職者には
- マネジメント力
- コミュニケーション能力
- 専門知識
が求められます。この3点について見てみましょう。
マネジメント力
40代に求められるのは、若者にはない「経験」です。
その経験から、自分の仕事をこなせるのはもちろんのこと、若手の育成やチームを統制する力を求められます。
トップの意向を理解し、現場レベルに落とし込み、目標を立てて、チームが上手く機能するための仕組みを考えたりする力が、40代の転職者には求められます。
コミュニケーション能力
40代は約20年間、様々な会社の人間関係の中でもまれてきました。
その経験を活かしつつ、新しい職場でも柔軟に対応できる力が必要です。
前職のやり方を捨てなければならないこともあるでしょう。
そんな時は頑なになるのではなく、転職先の企業文化に馴染むように努力しなければなりません。
「ここはおかしい」などと、否定的なことを言っていても、状況は変わりません。
その状況を変えるために前向きな意見を出したり、上司と話し合ったり、改善する方向に雰囲気作りすることも、上に立つものに必要な能力です。
専門分野の知識
40代の転職者には専門分野の知識があること前提で、採用されています。
転職先の企業のビジョン・戦略を理解し、目標達成のためのプランを立てる力も必要とされます。
そして、その企業のビジョンを部下にも共有させ、彼らを育成します。
きちんとしたビジョンの共有が出来ていないと、部下からの信頼は得られません。
40代から前職の経験を活かせない業種への転職は、このことから非常にリスクが高いことが分かります。
参考URL:https://min-ten.com/guide/guide_812/
業界調査と企業研究
同じ業種でも会社が変われば事情も変わります。
まずは誰でもできること、転職希望先の企業のホームページを隅々までよく読みましょう。
業績やその業界のニュースなども見ておく必要があります。
その企業の立ち位置や、経営理念、経営目標など調べられる限りのことは調べましょう。
自分の実績とスキルから見た市場価値の確認する
今までの経験や実績、スキルを一度整理しましょう。
今までの経験が100%、転職先で活かされることはありません。
自分のスキルや実績を正確に客観的に理解することで、面接時に的を得た自己アピールをすることができます。
そして自分の市場価値が分かっていれば、給料の交渉の際に、しっかりとした自分の指針を定めることができます。
参考URL:https://min-ten.com/guide/guide_812/
本当に転職しないとダメなのか、転職理由を整理する
転職を考えるということは、今の仕事で何かしら不満があるということです。
その不満を一度整理してみましょう。
何が問題で、どうしたらその問題を解決できるのか、転職したところで問題は解決するのか、一度立ち止まって考えることをお勧めします。
深く考えずに転職活動をすると、今までのキャリアが台無しになったり、年収の大幅ダウンも起こりえます。
40代は特に、「迷ったら転職しない」心構えで、転職活動することをお勧めします。
参考URL:https://www.hop-job.com/job-change/post-17285/
まとめ
40代でお子様がいれば、年々教育費は増えていきます。
家やマンションの購入など一定金額の支出はやむを得ません。
年収が増える転職が出来ればいいのですが、それには落とし穴が色々あることがわかりましたね。
お金=その人の価値ではないことを、覚えておきましょう。
例えば地方に引っ越して、年収は下がるけど物価も下がって問題ない場合もあります。
副業解禁されれば、お小遣いを稼ぐことも簡単になります。
何が自分にとって大切なのか、お金なのか、やりがいなのか、出世なのか、家族なのか、一度頭の中を整理した方がいいですね。
中途半端な目的で転職してしまうと、自分だけでなく周りの人間も不幸にしてしまうことを、覚えておきましょう。
それでは最後にここまでの情報をまとめます。
- 高すぎる期待に苦しむ 年収アップ=期待度と責任とストレスアップ
- 結局人間関係で悩む 仕事は結局人間同士の活動で、問題は尽きない。
- 仕事以外のプライベートを考えていない 家庭やプライベートの時間も人間には大切。
- 企業が40代の転職者に求めることを理解する 「マネジメント力」「コミュニケーション能力」「専門知識」
- 業界調査と企業研究 備えあれば患いなし。
- 自分の実績とスキルから見た市場価値の確認する 自分を客観的に見ること。
- 本当に転職しないとダメなのか、転職理由を整理する 迷ったら転職しない。
記事の内容はYoutubeで紹介しています。
ナカビズチャンネルでは、転職と副業、ライフハックについてホワイトボードアニメーションでわかりやすく解説しています。
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