このポジションまでくれば、月収100万円は珍しくありません。
本日は「月収100万稼げるフリーランスエンジニアになるには?」と題してお話していきます。
1人で仕事のできるフリーランスエンジニア。
今の仕事にやりがいを感じなかったり、業界に将来性が無かったり、将来的にAIに仕事を奪われると不安だったり…。
いつかは独立してフリーランスにと夢見る人、多いですよね。
会社に拘束されることなく自分の時間を自由に使えて、仕事の量も自分で調節できる、そして高収入!そんないいイメージありますよね。
確かにエンジニアの需要はあり、まだまだ引く手あまたの売り手市場です。
しかし最近は転職市場も成熟してきたこともあって、エンジニアに高いスキルを求める企業も増えてきました。
さらに働き方改革など時代の流れによって、フリーランスなのに正社員のように仕事をする人も増えています。
ネット上にはフリーランスの成功者のブログや動画が溢れています。
皆さん、フリーランスになったらどれくらい稼ぎたいですか?
漠然とした収入の目標として、「月収100万円」って、よく言いますよね。
それって本当に可能なのでしょうか?
未経験から、または転職してエンジニアになるために、具体的に何をしたらいいのか?
月収100万に到達するために必要な経験とスキルについて、今回はお話していこうと思います。
最後には、フリーランスエンジニアで失敗する人の例もご紹介しますので、最後までお見逃しなく。
月収100万稼げるフリーエンジニアになるには?
月収100万円フリーエンジニアになるための流れをご紹介します。
まずは1か月独学で、自分が向いているか判断しよう
エンジニアの仕事は決して楽な仕事ではありません。
そしてとても地味。
適性が無い場合は辞めてしまう人も居ます。
エンジニアに向いている人の特徴は、以下のような人です。
- プログラミングへの関心が高い人
- 地道な作業ができる人
- コミュニケーション能力が高い人
エンジニアに向いている人の特徴
・プログラミングへの関心が高い人
エンジニアとして働き続けるには、新たな言語をどんどん習得していかなければいけません。
プログラミングそのものに関心が無ければ、新たな技術をどんどん身に着けるために、日々勉強のこの職業を続けるのは、辛いだけです。
・地道な作業ができる人
コツコツと作業を進めていくことの多いエンジニアの仕事。
細かなことをコツコツ積み上げていくことが得意でないと、続きません。
・コミュニケーション能力が高い人
エンジニアのイメージは、口下手の天才肌じゃありませんか。
しかし実際はクライアントとのコミュニケーションが取れなければ、仕事はできません。
さらに大きなプロジェクトであれば、ほかのエンジニアとも連携したり情報交換が必要になります。
加えて、エンジニアの世界は意外と狭いもの。
エンジニアのコミュニティで横の繋がりをしっかり作っておくと、フリーになったときに仕事を紹介してくれたりします。
適性があるかどうかわからない時には独学で
適性があるかどうか、自分で判断できないとしても、まずは1か月、独学で勉強してみましょう。
Progateであれば基礎レベルの18レッスンは無料です。
Paizaラーニングであれば、学ぶこともできますしスキルチェックのテストを受けられます。
これらの無料のツールを上手く使って、まずは基礎の基礎を学びましょう。
そして調べながらイライラしながら、プログラミングの問題を解く、実戦さながらのストレスを自分に与えてみてください。
そこで自分の適性がはっきり分かるでしょう。
もし「いける!」と思ったなら、簡単なアウトプット、アプリなどのコードを自分で書いてみましょう。
ポートフォリオを作り、就職活動の準備
仕事をしながらスクールに通う人や、フルタイムでエンジニアの勉強ができる人など、条件は人それぞれですが、目安は学び始めて150~200時間たったら、実際に手を動かしてポートフォリオを作りましょう。
初心者であれば縦長の1ページで十分です。
上からナビゲーションバー、メイン画像、自己紹介、持っているスキル、サービス内容、実績、お問い合わせフォームだけの、シンプルで見やすく、動作が軽いものを作りましょう。
そして凝ったポートフォリオを作るために、時間をかけすぎないようにします。
ポートフォリオや就職に関しては、スクールに通ったほうが近道です。
エンジニアとしての考え方や心構えを講師陣から教わったり、いい会社に就職するための情報を得ることが出来るからです。
ここにたどり着くまでには早い人で、勉強を始めて2か月目、平均3~6か月かかります。
面接をうけてみる
いきなりフリーランスというのはなかなか厳しいので、まずはどこかに就職します。
そこで1~2年の実務経験を積んでから、独立することをお勧めします。
そこで会社選びが重要になります。
保守管理や、バグの修正ばかりの仕事では、自分のスキルアップに繋がりません。
出来るだけ新規で開発が行われている会社を選びます。
そういった環境に自分を置けば、否が応でも技術が向上します。
面接に関しては、ほかの職種と同様、面接官の言ってほしい言葉が言えるように、失敗してもどんどん挑戦していきます。
回数を積めば、次第にコツが掴め、スムーズな受け答えができるようになります。
技能に関しては、足りないと言われれば勉強すればいいのです。
就職活動中も勉強し続けること、ポートフォリオを充実させていくことを怠ってはいけません。
勉強会やエンジニアのコミュニティに参加したり、ツイッターでエンジニア仲間を探したり、情報交換を自ら積極的に行いましょう。
仕事をしながら勉強
就職することが出来たら、あとはその会社で結果を出すことのみ。
どんどんアウトプットして経験を積んでいきましょう。
そして仕事をしながら勉強することも忘れないでください。
エンジニアになれば一生安泰、といったものではありません。
技術は日々進化し、アップデートされていきます。
時代の流れに遅れないように、常に最新の技術を勉強し続けることが大切です。
休日を利用して、仕事に役立つことをコツコツ勉強していきましょう。
フリーランスになる場合、実務経験1年だと、次の転職での選考で外されがちです。
もちろん成果物が素晴らしく、それで勝負できればいいのですが、できれば2年以上の実務経験を積んでおいた方が、その後スムーズに独立に進めます。
独立
フリーランスエンジニアになるには、実務経験1年で大丈夫という意見があります。
たしかに大丈夫なんですが、どうしても案件は限られ、単価の低いものをこなしていかなければならなくなります。
エージェントによっては最低3年以上という条件があるところもあります。
年齢は若ければ若いほど良いです。
若ければ体力があり、成長も早いため企業に重宝されます。
エンジニアとしてのパフォーマンスのピークは30代で、それ以降は新しいスキルに追いつくことが厳しくなり、パフォーマンスが低下します。
40代を超えると、マネジメント力が要求されて、実際に手を動かす仕事は少なくなっていきます。
さらに独立すると、個人事業主になります。
契約書の作成、請求書の取りまとめ、経費精算、税務処理、確定申告などなど…、全ての事務手続きを自分でする必要があります。
もちろん、仕事を獲得するために営業をかけなければいけません。
もし営業が苦手だったり、面倒くさいのであればフリーランスエンジニア専用のエージェントを利用しましょう。
利用料は各社異なりますが、だいたい給料の10~30%が目安です。
独立する前に、コネと人脈を作っておきます。
実はこれが独立のリスクを下げる一番重要なこと。
独立してすぐに、全く知らない会社から仕事がもらえる可能性はかなり低いです。
会社に所属している間に人脈を広げておくことで、独立して最初の1年は、その人脈を頼りに仕事が受注できます。
コネと人脈と、独立後の仕事を見つけてから会社を退職しましょう。
月収100万稼げるフリーエンジニアになるために必要なスキル
月収100万円を稼ぐには、いい案件を受注すればいいのですが、そんなに簡単なことではありません。
プラスαの能力を身に付けましょう。
マーケティングスキル
ひとつはマーケティングスキルです。
SEO、SNS、アクセス解析など、Webサイトを制作・運営していくには必要な知識です。
営業力
もう一つは営業力。
クライアントがあなたに仕事を任せたいと思えるように、コミュニケーション能力が必要です。
クライアントの問題を解決するための提案できる能力、そしてそれを計画的に実行できる能力も重要になってきます。
これらをトータルの行えるプロジェクトマネージャーのポジションまでくれば、月収100万円は珍しくありません。
100人規模のプロジェクトを統括して成功させたり、企業の利益に貢献していれば、それなりの収入を得られるということです。
フリーランスエンジニアで失敗する人の例
それではここからはフリーランスエンジニアで失敗する人の例をご紹介します。
スキル不足なのに独立
単純にスキル不足である場合は、フリーランスは失敗します。
そしてそのようなレベルで受けられる仕事は意外とありません。
会社に所属していれば仕事を教えてくれる先輩などが居ましたが、フリーランスは独りぼっちです。
会社での現場経験1~2年は、ここで活きてきます。
さらにキャリアの初期段階では、プライベートの時間を使って勉強しましょう。
仕事が無い状態で独立
独立する前に人脈とコネを作っておくことが重要だと言いました。
フリーになって始めのころは仕事は簡単にとれません。
自分に案件を回してくれるコネは重要です。
コネが無いまま会社員時代と同じように仕事を受注できると、勘違いしないようにしましょう。
会社員時代は、会社という看板を背負っていると同時に、会社という保険・信頼もあなたに付いていたということを忘れないようにしましょう。
自己管理できず、体調を崩す
フリーランスになると時間が自由になりますね。
しかし、その自由さゆえに体調を崩してしまうことがあります。
家で仕事をすることが多くなり、一日中家にこもってしまいます。
運動不足や昼夜逆転など、不健康な生活習慣が染みついてしまうのです。
不健康な状態が続けばパフォーマンスは落ちますし、失敗も増えてきます。
そして精神的にも悪影響を与えてしまいます。
タスク管理ができない
フリーランスになったばかりは、安定した収入を求めて、自分の許容範囲を超えた量の案件を取ってしまうことがあります。
最初のころはどうしても単価の安い案件が多くなります。
たくさんの案件で収入を確保しようとしたのが裏目に出て、時間に追われ、成果物のクオリティも下がり、勉強する時間も取れなくなります。
それだけではなく、フリーランスはすべての雑務も自分でやらなければなりませんね。
こうなると、どんどん悪循環にハマっていき、フリーでいることが辛くなってしまうでしょう。
成長することを止めてしまう
エンジニアという仕事は、常に成長が求められます。
ある程度軌道に乗って安心して、「現状維持でいいかな?」なんて思うと危険です。
そう思った時点で衰退がはじまります。
どうしても人間は楽な方に楽な方に逃げていきます。
そんな気持ちに打ち勝って、日々の努力し続けることが出来なければ、将来的にエンジニアであることが苦痛になってしまうでしょう。
プロ意識が欠けている
フリーランスは自宅で一人で仕事をするため、上司や同僚などの目がありません。
ちょっとくらいと気を抜いて、仕事のクオリティを下げてしまう、プロ意識の低い人がいます。
そんな仕事をしていたら、クライアントからの評価は下がり、次に案件をもらえることはないでしょう。
そしてこの業界は意外と狭く、あなたの評判はすぐに広がり、もっと案件をもらえるチャンスは狭まっていきます。
意識の低い人は、フリーランス1年目で脱落してしまう人が多いようです。
インフルエンサーになるために独立
フリーランスとして成功して、それをブログで書いたり、Youtubeで発信したりして、有名になろうという、不純な考えを持っていませんか?
確かにそういう人は存在しますが、それは本当に本当にごく一部。
普通の人には厳しいです。
そこに力を入れるのなら、もっと仕事に役立つ勉強の方に力を入れた方がよさそうです。
まとめ
ここまで未経験から「月収100万稼げるフリーランスエンジニアになるには?」と題してお話してきました。
若ければ若いほど有利な職種なので、まずは適性判断して、行けると思ったらすぐにでも始めましょう。
または、未経験でも採用してくれて、エンジニアとして育ててくれる企業もあります。
そこに上手く就職・転職するのも良い方法です。
そしてフリーランスエンジニアは、部屋にこもってパソコン相手にする仕事ではないということです。
セミナーや交流会に参加して、最新の情報を入手したり、仕事で成功を収めるにはコミュニケーション能力が重要だということですね。
もしエンジニアという仕事に興味があるのなら、まずは適性試験。
そこからあなたの新たな可能性が広がるかもしれません!
記事の内容はYouTubeで紹介しています。
ナカビズチャンネルでは、転職と副業についてホワイトボードアニメーションでわかりやすく解説しているので、他の動画もぜひチェックしてみてください。
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